夜明けの腐日記

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一途な犬は諦めない:きはら記子 感想・ネタバレ

一途な犬は諦めない (on BLUEコミックス)

《あらすじ》

この欲望に首輪はできない。
高校で陸上部の部長だった島崎は、大学デビューして男遊びに耽るビッチになった。ある4月、島崎は大学で再会した陸上部の後輩・秋月に、男との情事を目撃されてしまう。最悪な現場を見たはずなのに、同じ寮に入ってきた秋月は「ずっと部長が好きでした」と不意打ちのキス。目を覚まさせてやろうと、秋月のモノを咥えた島崎だが、秋月は萎えるどころか島崎の口の中に即・発射。追い払おうとしても、秋月は「俺は諦めない」と宣言し……!?

執着する恋

”ワンコ攻め”の帯に惹かれて購入したのですが、そこまでのワンコさはなかったので期待大にして読むと拍子抜けします。

デビュー作ということで、話がとびとびだったり、いきなり数年後になってたりとちょっとわかりにくいかな?という印象はうけました。話に散りばめられている要素も、読み取って構築していくには少しわかりにくく...

謎の上から目線ですがこれからかな?という感じで、今後に期待したいと思います。

あと、ワンコ感もありますが私は執着のほうが合っているのではと思います。

 

【ここからネタバレ】

表題作:一途な犬は諦めない

《攻め・秋月、受け・島崎》

攻めと受けは高校の陸上部で、先輩後輩の関係性でした。大学で再会してから話は進みます。

攻めの秋月は、島崎に恋して陸上の競技も先輩と同じ競技にして頑張って、その気持ちを大学になったいまでもひきずっています。

受けの島崎は、性に奔放で不特定多数の人物と身体の関係を楽しんでいる様子。

 

きっかけは、大学内で島崎の行為を秋月が目撃したことから。

先輩が男もいけるとわかって「よかった」という秋月。そんな彼に対して自分は男なんだとわからせようと島崎は秋月のモノを咥えます。

しかし、どんなに自分は汚いんだと島崎が拒否しても、秋月は「諦めない」と伝え続けます。

そこはワンコ感が感じられました。

”好き”と言われる気持ちに戸惑い、秋月を避けてしまう島崎。

そのことで一悶着ありながらも、ちゃんとお互いの気持ちを確認しあい、出た「俺はおまえとちゃんと恋がしたい」は良いセリフだなと思いました。

らぶえっちもちゃんとありました。

3話で完結します。

 

同時収録:対岸の犬を呼んで

この話の時系列は、表題作の数年後でかなり時間が飛んでます。話には秋月と島崎も登場し、時間が経って社会人になった今でも仲良くやっている様子をみることができます。

《攻め・湘吾、受け・世田》

攻めの湘吾はノンケな遊び人で、夜の町でたびたび見かけていた世田に興味を持ちます。

受けの世田はゲイな翻訳家で、それなりに自分の性を楽しんでいます。世田は表題作の島崎の元セフレなんですが、タチからネコになります。

こちらは犬というより執着感が強いです。

でも、”ノンケ”が男にそこまで興味を持つか...?と思ってしまいました。心理描写が少なかったので読み取りにくかったです。

ただ、「男とできたんならお前はバイ」というセリフが出てきたのはポイント高いなと思いました。男相手に嫌悪感がないならノンケではないですよね。

最終的には恋人というより友達に近い関係性ですが、お互いに執着はあるような描写でした。

 

+α

描き下ろしが10Pありまして、そちらは甘くて大満足でした。

表題作の2人は可愛いです。攻めは受けのことが好きすぎるし、受けはちゃんと攻めに甘えます。

同時収録の2人は相変わらずな感じですが、受けの素直じゃないところは可愛かったです。

 

最後に

最初にも書きましたが、そこまでのワンコ感を感じることはできません。

ものすごく甘いわけでもないですし、感情をぶつけるわけでもないです。

萌えそうで萌えられない。この微妙か感じを楽しむ読み方が良いのかな~と考えたり、、ノスタルジーな感じです。

ワンコに期待していた分、大満足という気には正直なっていないのですが、なぜか気になって何度も読んでしまいます。

読むたびに発見がある、スルメBLが好きな方にはおすすめです。

 

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