夜明けの腐日記

「商業BL感想・雑談」ネタバレ注意!!

梢の夏:かつらぎ 感想・ネタバレ

梢の夏 (バーズコミックス リンクスコレクション)

《あらすじ》

あの夏、僕は運命の恋と出会った…
数十年に一度、御神木の下に「人」が生まれる。そうして生まれた子は「宿り子」と呼ばれ、人よりも長い時を生きるーー。尾瀬の観光センターで臨時職員で働く榊夏生は、ある日、登山道でアナログ写真を撮っていた学生の橘治巳と出会う。夏生は実は「宿り子」であり、普通の人より長い生を持つために深く人と付き合うことを避けて生きてきた。しかしなぜか治巳のことは気になってしまいーー!?ファンタジックテイストで紡がれる、せつなくも瑞々しいラブストーリー集。

不思議の宝庫

 同人誌として発表されていた作品が詰め込まれたコミックスです。

ファンタジーなんだけれど、THEファンタジーなのではなく”少し不思議”な世界観の物語ばかりでした。どれもとても丁寧に描かれていて、大満足な読後感です。

pixivで連載されているお話の出会い編が表題作として収録されているのが本当に嬉しかったです。

 

【ここからネタバレ】

 梢の夏-表題作-

《攻:夏生・受:治巳》

こちら、pixivで連載されているお話に出てくる2人の出会い編の位置づけです。最後に出てくる登場人物は、そちらを読んでいないとわからないと思います。

pixivで彼らの今のお話を読んでいただけに、どういう風に出会って今があるのだろうと気になっていたので本当に嬉しいです。

少し不思議なファンタジーで、これは2人が出会うのは運命だな~と思いました。

生まれ替わる攻めと生み直される受け。人ならざるもの同士として、共に暮らしていこうという約束をする始まりです。

 

神さまのイタズラ

急に小指に糸が絡み付いているのが見えるようになった慎吾。

この糸の先は、幼馴染に繋がっているという確信があり、彼を探しに走る...というストーリー。

行き先は糸が教えてくれて、結局幼馴染のもとへたどり着きました。

とても可愛くてほのぼな不思議ストーリー。

 

本日も晴天ナリ

-神さまのイタズラ-の話の2人。

続きなのか過去なのか時系列は定かではないですが、もうずっと相愛なのだろうなと思える描写で、初々しい2人にむずがゆくなりました。

 

コトノハ

このお話が一番妖しげな不思議さをまとっていて、真相のわからない読後感になります。BL未満かな?という印象。

大学教員の藤原は”コトノハ”を吐く学生に出会います。これは急に咳き込み葉を吐き出す現象です。

それについて、神社にいる三輪に話を聞きに行くのが始まりです。

ちなみに藤原が”コトノハ”について知っているのは、彼も経験したことがあるから...ということでした。

そこから呪いに発展したり...とかなり面白い展開になります。

 

よくあるふたりのよくあるハナシ

親友に恋する青年と、ノンケな青年の話。

恋をすることについて話をする様子や、親友のことが好きでつい勢いにまかせ「好き」と言ってしまうところとか。

もだもだした可愛さがあり、頑張れ~~!!という気持ちになります。

 

おばかが好きなおばかちゃん

-よくあるふたりのよくあるハナシ-の2人のその後。

付き合いだして2年後のお話。もうらぶらぶで相愛でたまんね~な~という気持ち。

”俺はずっとお前が全部”というセリフがぐっときました。

 

+α

描き下ろしは、-神さまのイタズラ-の2人のさらにその後のお話。

これからもずっと一緒なんだろうな~と思える結末でした。

 

 最後に

今回のコミックスは、同人誌で発表されていた作品がつまっています。

どれも短いお話ではあるのですが、感情がとても丁寧に描写されていて、表情や細やかなパーツから読み取ることができます。

梢の夏について、その後の展開が気になった方は、ぜひかつらぎ先生のpixivを覗いてみてください。

 

www.pixiv.net

 

 

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