夜明けの腐日記

「商業BL感想・雑談」ネタバレ注意!!

クスリ屋の耳:キカ糸 (感想)

クスリ屋の耳 (カルトコミックス equalコレクション)

《あらすじ》

天才薬剤師の学は「彼女が出来るまで」限定のセフレ・信矢に失恋した。叶わぬ想いと分かっていたのに抜け殻になるほど落ち込む学。
そんな時、学の調合したクスリを飲んだ飼い猫・シャルルがイケメンの耳付きネコ人間に変身! 
しかも家主の飼い猫・広希まで! ?
キカ糸待望のデビューコミックス

耳付き男子たちのキュートでエッチなケモミミシリーズ! 

もふ甘ファンタジー 

人間の世界と獣人の世界が入り混じっている短篇集です。

ふわふわで可愛い絵柄ですが、完全には甘くなく現実的な部分がピリ辛なアクセントになっています。

甘いけれど、単調ではないので一冊まるまる楽しむことができます。

一番好きなのは、表題作後編でした。

 

【ここからネタバレ】

クスリ屋の耳

【前編】攻:信矢(人間)、受:学(人間)

薬屋の売り子をしている学は、副収入になる薬を作りながら猫のシャルルと生活中。

信矢とは大学の時に知り合い、身体だけの関係からはじまってセフレなんだけれど本物の恋人のような濃い時間を過ごしていました。

ところが、元はノンケな信矢が元カノと会っているところを目撃した学ぶは失恋したと思い一方的に別れを告げます。

失意の中にいた学の前に現れたのは、人間になったシャルルでした。

この人間になったシャルルのもふもふ具合がなんとも可愛いんです。猫人間なんだけど性格はワンコっぽい...

シャルルのおかげで2人の仲は元にもどります。

 【後編】攻:シャルル(もふ猫)、受:ヒロキ(野良猫)

今度はシャルルに焦点があたります。

シャルルはある日、猫であることを隠しながら生きてきたヒロキと出会います。

ヒロキは拾ってくれたおじいさんがいなくなってしまい、1人で生きていました。

猫人間だけれど、完全には人間ではないから社会に溶け込む事はできない。

このことがヒロキを強く傷つけています。

ある時、人間との違いを理解し悲しくなったヒロキが頼った先は、シャルルで、彼に出合えてよかったと思うヒロキが可愛かったです。

自分と同じ存在だと理解し合えるので安心しますよね。

ヒロキ好き好きなシャルルと、健気さのあるヒロキのカップルに微笑ましさがとまりません。

 

耳とごちそう

攻:亜衣(狼)、受:真琴(狼→耳なし)

ヒト種オオカミである2人は恋人同士。

あまあまでらぶらぶです。

そんななか、真琴の身体に異変が起こり、耳が別の動物に変わってしまいます。

動物が変わったことにより、食べられるモノも変わってきました。

この現象は病気としてあるようで、まさか動物の種類が変わってしまうとは思わなかったのでびっくりしました。

でも可愛い。

動物が変わった事による弊害がありながらも、2人でたくましく生活をしていこうとする姿が良かったです。

 

耳とゴミため

攻:多田野(人間)、受:丸型(猫) 

ゴミ管理営業所で働く多田野は、放置ゴミの通報を受けて赴いた場所で丸型と出合います。

丸型は、気づいたら猫人間になっていたという子で、アパートで色を売る仕事をしているのですが、擦れておらず幼さの残る可愛い子です。

そんな子をほっておけるはずもなく、かかわりを持つ多田野。丸型も多田野に好意を持っていて、素直に甘えています。

そして違法営業としてアパートから放り出された丸型を救ったのも多田野でした。

猫耳だろうと君が良いという多田野の男らしさと、素直で天然な丸型が可愛くてベストカップルでした。

謎に野良猫に好かれる丸型を猫ごと引き取って歩く姿の可愛らしさ...

 

耳と家族

攻:メイ(黒猫)、受:弓太(白猫)

黒猫一族で白猫として生まれてしまった弓太は、迫害を受けてしまいます。

家を飛び出し、ホームレスとなっていた彼を拾ったのはメイのお母さんでした。

メイは黒猫一家で、兄弟がたくさんいるのですが、その中でも面倒見がよくメイをお世話します。

この話、メイがおもらしすることが多いです。

そしておもらししたまま洗わずに行為へ...というのもあるので苦手な人は注意です。

メイの優しさに触れながら心を解かしていく彼の変化に注目です。 

 

+α

描き下ろしはヒロキの拾い主であるおじいちゃんが帰ってきて...

というところから話がすすみます。

シャルルとヒロキは相変わらず仲良しですし、信矢と学は家族みたいでした。

この描き下ろし読んだら、よりファンタジー色が強くなりました。

 

最後に

 猫耳な話ばかりかと思えば、他種の動物の話も有り、人間とも共存している。

とても楽しいファンタジーな日常生活話を読むことができました。

 甘い話の中にピリ辛スパイスがあり、飽きることがありません。

 獣人やファンタジーが好きな人におすすめです。

 

 

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