夜明けの腐日記

「商業BL感想・雑談」ネタバレ注意!!

ラヴィアンローズ1巻:桂小町 (感想)

ラヴィアンローズ(1) (GUSH COMICS)

《あらすじ》

男前で喧嘩の強い長門と気が強くて美人な藍は甘い恋人同士。
ある日、渋谷の族を刺した長門を慕う後輩の陸奥が遅れて入学することに。
最近おあずけばかりの藍は、屋上で長門といちゃついてるところを陸奥に見られてしまい――?

恋をすること

 前作『ROUGE:桂小町 (感想) - 夜明けの腐日記』の続き。前回はしっとりと、でも根底では沸々と煮えたぎっている。そういう熱い物語でした。

 その中で少し足りなかった甘さ成分を補給したくて、続編を読んでみました。

内容としては、2人の甘いエピソードと少しずつ近づく心の距離。そして渦巻く対チーム抗争が主軸。ほどよく甘くて、でもそのペースは2人の空気感のまま進んでいきいます。

J庭で配布された同人誌「re Roug et le Noir 」のお話が含まれているのは、少し驚きました。そちらも購入していたので...でもまあ、本命は本編なので問題はないです。

同人誌を手にできなかった方はラッキーかもしれないですね。(但し同人誌は電子で発売されるそうです。時期は未明とのこと。ソースは先生のツイッター

 

【ここからネタバレ注意】

攻め:長門

受け:藍

 

:後輩の登場

物語は前回の続き?から始まります。

長門の中学のときの後輩である陸奥が、彼らの高校へ入学してくることに。少し訳ありな後輩くんです。

彼の登場によりいろいろな要素が、長門達の周り漂ってくることになります。それって高校生の手に余らないかな?と思ってしまったりはするのですが...

登場人物が増えるにつれて、本物の”組”の人たちなのか、不良の枠を少し出たチームの人達なのか。少しわかりにくいなあと思ってしまいました。

そんな不穏な要素が漂う一方、長門と藍は蜜月を過ごしています。健全な高校生ですから...お察しですね。

でもそんな蜜月が、陸奥の抱いていた長門への思いにヒビを走らせることに。

長門の本質は全く変わっていないと思うのですが、彼を崇拝している人達からすると変わってみえてしまうのかなあと思ってしまいました。

 

:藍

長門は懐いていた陸奥を結構可愛がっていたようでした。そんな陸奥は、長門の持っているものはなんでも欲しがって、だいたい与えられていた過去があったよう。

陸奥が藍に興味を持ってしまうのは必然ですね。

最初は、長門さんに”女”が...と彼が変わってしまったという思いに嘆いたはずなんですが...でも単純に長門に構ってほしかったのかな~とか、ちょっといろいろ考えちゃいますね。陸奥はかわいそうな子という印象を受けています。

藍が陸奥に襲われそうになったりもするのですが、そこは藍ですから。返り討ちですね。見た目が繊細なので忘れがちですが、彼とても強かったなと思い出しました。

それとは別に、裏では長門を潰そうという輩も出てきています。それに誘われる陸奥ですが、今話では断っています。今後どうなるんだろう...少し不安ではありますね。

 

:いえない

蜜月な2人ですが、ずっと甘いだけではいられない。とくに藍は来歴からくるものがありますから、とても不安定です。

だからなのか、どこか陸奥に過去の自分を重ねているようでした。そしてひどいことをされてもほっておけない。(返り討ちもなかなかでしたが)

ひどいことをされた内容や、その後交わした会話を長門に話すことができません。

2人は距離が近くても、心の距離はどこか遠いまま。あまりお互いのことを知らずに、好き合うようになったからでしょうか...

長門はそんな藍へ語りかけますが、なかなか歩み寄れません。というか近づけさせてもらえていない感じ。

まあ、すこ~しずつ変わろうとしているのはわかるんですよね。もどかしいです。

この歩み寄りのエピソードが、卵焼きなんですが...かなり可愛いです。藍が。

 

:心の中に

う~ん。やはり心が近づけないのは藍の問題でして...どんなに距離が近くて仲がよくても”他人”という認識なんですね。まあその通りではあるのですが...悩ましい。

長門にもそういう言葉を投げかけてしまいます。

そのことについて悩む長門。でもやはり彼は行動できる男でした。相変わらずカッコいい。

藍に歩み寄って、真摯に心からの言葉を伝えていきます。じわじわと染み入るような...きっと藍にとっては欲しい言葉だったのだな~と思っています。

まだまだ若いのがほんとうに惜しいくらいに、まっすぐな2人です。

ここで続く!!!

まだまだわからないことも多いですし、やはり続きが待ち遠しいですね。

 

+α

描きおろしは、「de Rouge Epilogue La Vie en Rose Prologue」

愛される藍と、翻弄される長門のお話です。

同人誌収録作品で掲載されているのは「散髪日和」「藍とべべさん」の2編。

散髪日和は”長門組”のわちゃわちゃエピソード。ナチュラルにいちゃつく2人は必見です。べべさんのほうは、ふあふあなお猫様視点なエピソード。藍が可愛い。

3つとても甘い成分が補給できるので、最高です。

 

最後に

前作からくっついた2人が、さらに幸せになるための物語。少しずつ、本当に少しずつ幸せになっていきます。

2人の心の距離が近づいたのは、よかったなあと思います。ただ、チーム関係の話はまだ少しも解決しておらず、続きが早く読みたい!!な状態。

ちょっとどきどきはしていますが、心の距離が近づいた2人なら今後なにが起きても大丈夫なはず。

すべてが解決して、長門と藍が幸せな道を歩める話が読めることを楽しみにしています。

2巻がでてから読むのも良いですが、わくわくを楽しむのも醍醐味だと思うので、ぜひ読んでみてください! 

 

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